「将来は一国一城の主になりたい」開業医を目指す医師なら、一度はクリニック勤務を経験しておきたい所です。
雇われ医師ではなく責任者や院長代理のような立場で働くと、経営の厳しさや運営ノウハウを蓄積出来ます。

このページでは開業を目指す医師にとって、クリニック勤務が役に立つ事をまとめています。
これから独立したい先生は是非参考にしてください。

開業医は楽ではない


毎年多くのクリニックが日本全国に誕生していますが、華々しく開業する一方で閉院していくクリニックも少なくありません。
医師が高齢化した上にクリニックの引継ぎが出来ず運営が続けられなくなるケースもありますが、中には資金繰りが悪化して閉院に追い込まれる場合もあります。

病院を運営すればどんな医師でも利益を上げられる、お金持ちになれると思ったら間違いです。
将来独立を考えている医師なら尚更、開業医の実態を知る意味でもクリニック勤務を経験しておくべきでしょう

実際にクリニックで働いてみると、

  • 「看護師や事務員とのコミュニケーションが意外と難しい」
  • 「自分自身の体調管理が出来ていないと患者に迷惑をかける」
  • 「患者の数が少ないと売上げが落ち込む」

など働いて見ないと分からない事が多くあります。
とくに雇われ医師では分からなかった事も、院長代理やクリニック運営責任者として就任すると分かる事も多々あります。

厳しい現実を知るためにも、独立を目指す医師はクリニックでの勤務を経験しておくべきです。
医師の転職ではクリニックの責任者として働ける求人もありますので、転職支援サイトで紹介してもらうのが一番良い方法となります。

運営ノウハウを知る


クリニックを運営していく上で絶対に外せないのがクリニックスタッフとの連携です。
クリニックは医師が一人で運営出来るものではないため、看護師や事務職員との関係はとても重要です。

特定の看護師だけを大事にしていると他のスタッフから不満が出ますし、スタッフに対して頭ごなしに怒鳴る、感情的に振る舞うと信頼を損ねてしまいます。
クリニックの医師は温和で人当たりが良く、人気のある先生が望ましいのですが、それは患者だけではなく一緒に働くスタッフにとっても同じ。

少しでもクリニックスタッフに気持ちよく仕事をしてもらうためには一体どんな気遣いや気配りが必要なのかを学ぶ、そのためにもクリニック勤務は不可欠です

患者を大事にする


勤務医であれば、毎月決まった給与が口座に振り込まれるため「努力してもしなくても、結果は同じ」と考えがちです。
ところがクリニックの責任者として勤務すると、どうしてもクリニックの円満経営を頭に入れて仕事をしなければなりません。

クリニックの責任者ともなれば患者数の増減が気になります。
医師としてしっかり診察・治療を行うのは当然として、患者への優しい言葉掛けや笑顔、ネガティブな事を言わないなど患者を大事にする姿勢を見せないと信頼関係を構築する事は出来ません

クリニックは地元密着型なので、医師の評判はあっという間に広まります。
患者の評判は重要なので、出来るだけ穏やかに接する事が大切です。